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【採用担当が選ぶ】転職エージェント比較。1000人面接した社長が「送り出す側」ではなく「受け取る側」から正直に語ります

転職エージェントの比較記事は、世の中にたくさんあります。でも、そのほとんどは「使った人の口コミ」か「サービスの機能比較」です。

今日の記事は、少し違う立場から書きます。

僕は採用担当として、各エージェントから紹介される候補者を「受け取る側」に1000人以上立ち続けてきました。どのエージェント経由の候補者が「マッチしていることが多いか」「面接前の準備が整っているか」「採用担当とのやり取りがスムーズか」——それを肌で感じてきた立場から、正直に話させてほしいんです。

使う側からの視点だけでなく、採用担当から見たエージェントの「評判」も交えながら、あなたの転職活動に本当に役立つ情報をお伝えします。

目次

最初に結論を言います

「どのエージェントが一番良いですか」と聞かれたら、僕はいつもこう答えます。

「1社に絞らず、2〜3社に同時登録してください」

理由は3つあります。まず、エージェントによって保有している求人が違います。A社にしかない求人、B社にしかない求人が存在します。次に、担当のキャリアアドバイザーとの相性は実際に話してみないと分かりません。そして、複数社に登録することで、紹介される求人の「幅」と「量」が格段に広がります。

採用担当の立場からも、複数のエージェントに登録した候補者は「転職活動に本気で向き合っている人」として映ることが多いです。情報収集と比較を自分でできる人は、入社後も自律的に動いてくれる可能性が高い——そういう見方をしている採用担当もいます。

主要4エージェントを、採用担当目線で比較する

① リクルートエージェント|とにかく「数」と「実績」

採用担当として最も多く連絡が来るエージェントのひとつが、リクルートエージェントです。業界最大手というだけあって、保有求人数・登録者数ともに国内トップクラスです。

採用担当目線で正直に言うと、リクルートエージェント経由の候補者は「とにかく数が多い」という印象があります。玉石混交ではありますが、それだけ多くの候補者を抱えているということでもある。求職者にとっては、まず登録しておくべきエージェントです。

  • 強み:求人数の多さは圧倒的。非公開求人へのアクセスが広い。業界・職種を問わず対応できる。
  • 向いている人:まず転職市場の全体像を把握したい人。幅広い選択肢の中から比較検討したい人。
  • 採用担当から見た印象:担当アドバイザーの質にばらつきがある印象だが、大手ゆえの安定感がある。紹介される候補者は基本的に丁寧にスクリーニングされている。

② doda|「使いやすさ」と「幅広さ」を両立

dodaは、エージェント機能と求人サイト機能を1つのサービスで使えるのが特徴です。エージェントに任せながら、自分でも求人を検索して応募できる——この「どちらも使える」という柔軟性が、多くの転職者に支持されている理由だと思います。

採用担当として連絡を受ける中でも、dodaのアドバイザーはサービスの丁寧さが印象的なことが多い。候補者のプロフィールと求人のマッチング精度が高めで、「的外れな紹介」が少ない印象があります。

  • 強み:エージェントと求人サイトを一体で使える利便性。サポートの丁寧さ。幅広い業種・職種に対応。
  • 向いている人:自分でも積極的に求人を探したい人。初めての転職活動で、サポートを受けながら進めたい人。
  • 採用担当から見た印象:紹介される候補者のマッチング精度が比較的高い。「なぜうちに応募したいのか」が整理されている候補者が多い。

③ ビズリーチ|「スカウト型」の仕組みが持つ、本質的な意味

ビズリーチは、スカウト型のプレミアム転職サービスです。登録するとヘッドハンターや企業から直接スカウトが届く仕組みで、「自分の市場価値を知る」という目的でも使われています。

採用担当として、ビズリーチ経由で候補者を探したことがあります。正直に言うと、このサービスで感じるのは「候補者のプロフィールの質が高い」ということです。登録者自身が自分の強みや実績を丁寧に書いているため、採用担当も「この人に会いたい」と思いやすい。

ハッキリ言って、年収600万円以上のクラスにいる方、もしくはそこを目指している方には、ビズリーチへの登録は必須だと思っています。スカウトが届くだけで「自分はこの市場でどう評価されているか」が分かる。それだけでも価値があります。

  • 強み:スカウトにより「受け身の転職活動」ができる。自分の市場価値を可視化できる。ハイクラス求人へのアクセス。
  • 向いている人:年収600万円以上、またはそこを目指している人。今すぐ転職しなくても、市場価値を確認したい人。受け身でスカウトを待ちながら転職を検討したい人。
  • 採用担当から見た印象:このサービス経由の候補者は自己分析が進んでいることが多い。「なぜ自分はこのキャリアを歩んできたか」を語れる人が多い印象。

④ マイナビAGENT|20代・第二新卒には特に頼りになる

マイナビAGENTは、20代・第二新卒の転職に特に強みを持つエージェントです。初めての転職で「何から始めればいいか分からない」という方への丁寧なサポートに定評があります。

採用担当として、20代の候補者をマイナビAGENT経由で紹介されることがあります。スキルや経験がまだ少ない段階でも、「この人はこういうポテンシャルを持っています」という伝え方が上手なアドバイザーが多い印象です。スキルより意欲・成長性を評価したいフェーズの採用では、このエージェント経由の候補者に良い印象を持つことが多いです。

  • 強み:20代・第二新卒へのサポートが手厚い。初めての転職でも安心して進められる。
  • 向いている人:社会人3年以内の転職を検討している人。初めての転職で、手取り足取りサポートしてほしい人。
  • 採用担当から見た印象:ポテンシャル採用の文脈で紹介される候補者の質が高い。若手の転職市場に詳しい印象。

あなたの状況別・おすすめの組み合わせ

「結局、どれに登録すればいいの?」という方のために、状況別でまとめます。

初めての転職・20代の方

リクルートエージェント + マイナビAGENTの組み合わせがおすすめです。求人の幅広さと、20代へのサポートの手厚さを両立できます。

30代・ある程度の経験がある方

リクルートエージェント + dodaを軸にしながら、年収や希望条件によってビズリーチを加えるのが良いと思います。市場の全体像を把握しながら、マッチング精度の高い提案を受けられます。

年収600万円以上・マネジメント経験のある方

ビズリーチへの登録を最優先にしてください。スカウトを受け取りながら、並行してリクルートエージェントでも求人を探す。この組み合わせが、ハイクラス転職では最も効率的です。

採用担当として、エージェントに「お願い」していること

最後に、少し違う角度から話をさせてください。

採用担当として、エージェントのアドバイザーと日々やり取りする中で、「良いアドバイザー」と「そうでないアドバイザー」の差を感じることがあります。

良いアドバイザーは、候補者の強みだけでなく「弱みや懸念点も正直に伝えてくれる」んです。「この方はこういうところが素晴らしいですが、一方でこういった点は入社後に課題になるかもしれません」——そういう誠実な紹介をしてくれるアドバイザーは、採用担当として信頼できます。そしてそういうアドバイザーは、候補者である求職者にも同じように誠実に向き合っているはずです。

エージェントに登録した後、担当のアドバイザーと話してみて「なんとなく合わない」「求人をただ押しつけられる」と感じたら、担当を変えてもらうか、別のエージェントに切り替えることを遠慮しないでください。エージェントは、あなたの転職活動のパートナーです。パートナーとの相性は、転職活動の質に直結します。

採用担当として1000人以上と向き合ってきた立場から言えるのは、「良いエージェントと出会えた人の転職活動は、明らかに質が違う」ということです。ぜひ、自分に合ったパートナーを見つけてください。

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この記事を書いた人

関東在住の会社経営者。自社の採用担当として、またコンサルタントとして複数企業の採用に関わり、これまでに1000人以上の面接を担当してきた。

転職に関する情報は世の中に溢れているが、「面接をする側」の本音を正直に語った言葉は驚くほど少ない。採用担当が実際に何を見ているのか、何が採否を分けるのか——その視点をすべてシェアするために「面接官ノート」を立ち上げた。

面接が苦手な人も、転職回数が多い人も、「採用担当目線を知る」だけで戦い方は変わる。そう信じています。

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